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window — 採光する開口

boundary /pathA /pathB …
window [アセット名] w:1650 h:1100 [at:…] [edge:…] [name:…] [sill:…]

window境界の直下に字下げ一段で書く。位置の書き方 (at の比率と通り参照、edge による辺の選択) はとまったく同じ規則に従う。

違うのは二つである。窓は通行しないので、koyu doors のグラフに辺を張らない — 窓だけの壁は通れない壁のままである。そして窓は採光を数える

w と h の両方を書く

属性要否意味
w必須線分に沿った幅mm。参照したアセットが与えてもよい
h形の上では任意 / 採光には必須高さmm

w が無ければ parse が止める。h は書かなくても check は緑になる — だが採光の数え上げから丸ごと落ちる。窓面積は h を持つ窓の w × h の合計だからである。

koyu 1.0
name 窓の書き方
unit mm

grid X 0 6000
grid Y 0 4000
level L1 0 h:2700 slab:200

space /L1/a room X1..X2 Y1..Y2 name:居室 daylight:1
space /out exterior name:外部

boundary /L1/a /out t:150 edge:S
  window w:1650 h:1100 sill:900 name:腰窓
boundary /L1/a /out t:150 edge:N
  window w:2600 h:2200 name:掃き出し窓
boundary /L1/a /out t:150 edge:E
  door w:900 h:2100 name:出口
boundary /L1/a /out t:150 edge:W
✔ /L1/a	居室	window 7.54 m2 / floor 24.00 m2 = 1/3.2 (needs 1/7 ≈ 3.43 m2)

腰窓から h:1100 を落とすだけで、数は 7.54 から 5.72 に落ちる。

✔ /L1/a	居室	window 5.72 m2 / floor 24.00 m2 = 1/4.2 (needs 1/7 ≈ 3.43 m2) ⚠ windows without h: are not counted

koyu check は緑のままである。言葉にするのは検証の側で、規則の名は daylight.unknown (caution) である。

⚠ [daylight.unknown] win.muro:line 9: Window area is not fully counted: /L1/a has a window without h: (write h: on it)

「窓が足りない」ではなく「数え切れていない」と言う。足りているかどうかを言えるだけの情報が原本に無い、という報告である。

腰高は書かれない — まぐさを揃えた結果である

開口の頭はまぐさ高 2000mm に揃う。扉は床から立ち上がってそこに達し、扉以外の開口はそこから高さのぶん下がる。

書いたもの開口の z 範囲 (FL からの高さ)
window w:1650 h:1100900 … 2000
window w:2600 h:2200−200 … 2000
window w:1650 (h 無し)800 … 2000 (既定の高さ 1200)

一行目の腰高 900mm は、どこにも書かれていない。2000 − 1100 の結果である。そして二行目のように h をまぐさ高より大きく取れば、開口の下端は床より下へ落ちる。掃き出し窓を書きたいなら、まぐさ高との差が意味を持つことを承知のうえで h を選ぶ。

sill:運搬層である — 台帳には載っているが、core は一度も読まない。書けば正準JSONに運ばれ、外部のツールが使える。だが形は動かない。上の例で sill:900sill:400 に書き換えても、窓は 900 … 2000 のままである。

採光の係数

light の対象は daylight:1 を書いた領域つき空間だけである。型からは推定しない — room と書いても bedroom と書いても、宣言が無ければ対象外である。

有効窓面積は、窓の先に何があるかで割り引かれる。

窓の相手係数
外部 (type:exterior)1.0
半屋外で、上に空間が重なっている (バルコニー下・庇下)0.7
半屋外で、上が開いている (庭・最上階のバルコニー)1.0
それ以外 (屋内同士)0 — 数えない

半屋外かどうかも、上が覆われているかどうかも、宣言ではなく導出である。外部に対して openair:1 の境界を持つ領域つき空間が半屋外になる。

判定 (有効窓面積 ≥ 床面積 ÷ 7) を下すのは koyu validatedaylight.ratio (violation) であって、check ではない。採光補正係数を掛けない粗い早期警報であり、用途別の割合も適用建築物の別も見ない。1/7 を掛ける先は daylight:1 を書く位置として書き手が決める。

属性の層

属性
w h at edge hinge swing構造
style name解釈
sill spec fire運搬

窓は扉と同じ台帳を使う。hingeswingstyle も書けるが、通行しないので軌跡は描かれない。台帳に無いキーはドットを含む名前空間 (acme.glazing:Low-E) を持たなければ ATT03 である。

診断

診断は扉と共通である — OPN01 から OPN08、VRT05、UID04。ただし OPN03 (open 境界の上の開口) は扉と同じく「通行に影響しない」と言うだけで、窓にとってはもとより無関係である。

コードから原因と直し方を引くなら 診断コードの一覧 がある。

隣り合う頁

  • boundary — 窓が載る関係
  • door — 位置の書き方は共通、通行するのはこちらだけ
  • asset — 窓の既定値を一箇所に置く
  • koyu light — 採光の数を返す
  • koyu validate — 1/7 の判定を下す